ツボの嫁入り
先日、不動産屋の仁鶴商事さんが、意外な話を持ってきてくれました。
バイク屋さんがうちの母の家を貸してほしいと言ってきたとか。
しかし、自分の家はあるから借りたいのは店舗部分だけでよく、予算がないので6万円しか出せないとか。
6万(;´Д`)
繰り返しますが、バブル期は家賃12万取ってたんです。そこから店子に値下げ交渉されて、11万、10万、9万と、母もわかってないからハイハイと言いなりになって下げ続け、結局9万になった時に店子が出て行ったんですが、
しばらくして母子福祉センターに6万でお願いされ、みんな( ゚д゚)ポカーンだったところ、母は「1階部分だけで、現状貸しならいいですよ」と。みんな( ´゚д゚`)エエエエエエエだったのに(後に天然パワフルな母子福祉センター所長は2階部分もバッチリ工事して使ってたことが判明、もう別にいいけど)、また6万とな(;´Д`)
さすがになぁ・・・(´・ω・`)
それにバイク屋さんかぁ、なんか汚れるイメージ(それで妹も嫌がってた)。
でもずっと空いてるよりマシだし、活用してもらえるならいいのかな・・・いやもう面倒だから売ってしまおうか・・・そんなことを考えていて、でもとりあえず貸す方で考えてみようと母の家をさらに片付けていたら、仁鶴商事さんがたまたま訪れてきて、要約すると
「話をよぉ聞いたら、どうも今借りてるとこで溜めてるらしいんですわ。うちも仲介するからには最初から面倒が起こるかも知らん人を紹介するわけにいかんので、この話は断ってもよろしいか」ということを言ってきてですね。
(´・ω・`)まあそんな話になるやろなとは思ったんですが。せっかく貸す方向で気持ちを整理してたのにな~
私「予算足らへんのんやったら、こっちにも部屋あるんやから今住んでる家引き払ってこっち住んだらええのにと思てたんやけど、そないな事情やったらねぇ」
仁「いや、どうもそのお宅、7人家族らしゅうてな、3部屋やったら足らんのやと」
私「あらそれやったら隣も一緒に借りてくれて、壁ぶち抜いて店舗も広したらよろしのに(うちは3部屋、隣は4部屋)」
仁「あ・・・その発想はなかったな」
私「できしまへんのん?」
仁「いやできるできる、簡単にできる」
私「(≧∇≦)それやったらいっぺんに借りてもらえるからええなぁ!てかそこに買ってもらえたらええかな!なんにせよそんな状況やったら無理なお話やけど。いやあせっかく6万でいいと思ったとこやったのにな。中ホンマボロボロやから、贅沢言ってられへんと思て」
仁「そう、この向かいのマンションありますやろ。3LDKで、まだ新しくて、数年前は10万でしてん。今7万5千円やて!それで4軒空きがあるて!びっくりしましたわ」
私「綺麗で新しい3LDKで7.5やったら、うちで7.5はやっぱ身の程知らずですかねぇ」
仁「・・・ところでここ、手水鉢がありましたなぁ」
私「ちょ、ちょうずばち?(;´Д`)あったかなぁ。大きい水槽やったらありますけど」
仁「ほお!こんなんあったんや!こら大きいな」
私「大学の時に金魚すくいした金魚を7年飼って大きなってしもて、水槽もこないな大きなやつに。持ってってください持ってって!」
仁「いや置く場所あらへん、にょうぼに怒られる(;^ω^)いやそれよりこのツボ・・・」
私「ツボいる?(・∀・)事務所に置いとけばよろしやん、持ってって!」
仁「いや女房が(´-∀-`;)」
てなわけで、お話は流れてしまいました。ふむう。
そしてついでなのでさらに片付けて、さて帰ろうとしますと、正面から仁鶴のおっちゃんが歩いて来はるΣ(・ω・ノ)ノ!
私「どないしましたん!」
仁「いや、さっき断りに行ったんですわ。そしたら『6万やったらダメですか。もうちょっと出しましょか』って言うてきてな」
おお、出るんやΣ(・ω・ノ)ノ
仁「でもやっぱり不安要素が残るから、お断りしたんですが、もう一度話をよぉ聞いたら、収入がほかにもあるようですわ。老舗のバイク屋さんで50年やってはるしね」
私「まあ、じゃあ、様子を見ましょうか」
仁「そうですな・・・ところでさっきのツボをもらいに来たんですわ、にょうぼが事務所に置くんやったらええよと」
私「(≧∇≦)持ってって!」
てなわけで、今日はツボがお輿入れした日でございました\(^o^)/