怖い絵

本日は少年院に行く予定だったのですが、妹から「怖い絵展行かない?」と持ち掛けられまして

正直あんまり気が進まなかったのですが、姪っ子と触れ合う時間がどうしても貴重なので行くことにしたんです。

そしたら直前で「姪っ子は部活で来ない」(´・ω・`)図らずも妹とデート決定。

おかしいとは思ってたんですよね、うちの姪っ子「なんでお金払って怖い思いしなきゃいけないのか意味わかんない」ってずっと言ってたんですよ。

 

出かけていきますと、首輪をした犬が一匹で歩いてきました。歩き続けたせいなのか、ヨタヨタしておりまして、それでも休むことなく歩き続けており、見るとお腹もぺったんこ。

こ、これは・・・:(;゙゚''ω゚''):どうしよう、飼い主が探しているだろう。お腹もすいているだろうに、いつも食べ物を持ち歩いておけばよかった。歩き続けて家に帰れるのだろうか・・・などと考えて立ち止まり見つめておりましたら、少し年配の女性が話しかけて来まして

「あの犬知ってますか?心配でつけてきたんです・・・そう、知りませんか。もう少しつけてみます」

「ありがとうございます、お願いします!(´;ω;`)ウゥゥ」

やっぱり目を引くんですね、みんな心配してくれて。なんだか嬉しかった、犬好きないい人いっぱいで。あのわんこがちょっと何か食べることができて、休むことができて、早く飼い主さんが見つかりますように・・・

 

そんなことがありつつ行った兵庫県立美術館

「怖い絵」という本が10年ほど前に売り出され大ヒットしたんですね。その企画の展示会です。

www.kowaie.com

本はパラパラっと読んだことがあるのですが、ヒットしただけあって面白かった。シリーズ第3弾まででたんだったかな。

 

でも展覧会には行く気にはならなかったんですよね。AVで言えば企画ものじゃないですか。たまに大当たりがあるようですがやっぱり女優物が大道で売れ筋なのではないでしょうか。要はあんまりいいのは来ないという印象を持ってたんですね。

そしてものすごい混むという話も聞いていましたし。まあ大ヒットした本の企画で、名前が売れているしわかりやすいので人は来るでしょうね。あれですよ、どこぞのメーカーがサプリを名前で売るのをやめて「ダイエットに」「二日酔いに」「美肌に」的な名前にしたところ売り上げが上がったように、わかりやすい物の方が受け入れられやすいのかも。

 

混むという話を聞いていたし、HPで「事前にチケット買っとけ」と書いてあるので妹にそういったのですが、どうしても現地で買いたかったようで、まあ好きにしたらいいと思い、開館10時の15分前くらいに到着するように行ったんです。

 

神戸には、私は阪急を使うのが好きです。一番山手なんですね。

前も書きましたけど、阪急の南に平行にJR,そしてさらにその下に阪神が走っています。

阪急の駅から降りたときに、人ドン。

南に降りて行って、JRの駅のところでさらに人ドドン。

美術館の最寄り駅になる阪神の駅で、人がドバッ。

ちょっとビビりましたw いや東京ほどじゃないでしょうけどwそれこそジャニとかコミケとかとは比べ物にならないでしょうけどw

 

開場15分前について、まずチケットを買うのに長蛇の列・・・妹がイライラして「チケット買っとけばよかった~」と叫んでました。

そしてチケット買ったら入場の方に並んで、また列・・・何度も言いますが東京なら当たり前なんでしょうけど、兵庫県立美術館じゃそうそうないんですよw

そして10時半くらいに入れたんですが、中に入っても人がすごすぎて絵とか見られないんですよwww

 

なんでこんなに混むんだろう、なんでこんなに人が来るんだろうって、絵を見るよりもずっとそのことを考えてましたw

最初に思ったのは「面白そうだから」。日本人実は面白いことが好きで、積極的に楽しみたい、けど、普通の絵の展覧会では面白そうには思えない。今回は「怖い絵」でわかりやすく面白そうだから来てみたのかなと。

そして次に考えたのは「恐怖について知りたいのかな」ってこと。知ったら克服する方法も考えやすくなるし。あとほら、陰謀論好きな人って多いじゃないですか、あんな感じで恐怖の裏側情報とか秘密とか知りたいのかなって思ったり

あと思ったのは「怖い」ことが好きなマニアって結構多いのかなと。ホラー映画マニアとか、ホラーマンガ雑誌も一時期流行ってましたよね。心霊、オカルト好きも多いし。

 

後で聞いたら、妹もずっと絵よりも「人の多さ」について考えていたようですw

 

 

人の多さから派生して、日本の美術館って持ち物制限とらないとこまだ多いんですかね?去年上野の美術館に行ったときはなんかあった気もするし、先日近所の美術館に行ったときもリュック禁止だったんですが。

ヨーロッパの美術館、ちょこちょこリュックは禁止だったように思います。後ろの人に迷惑かけるんですね。

別にそんな神経質になることはないと思うんですが、今回これだけ人が多いと、リュックで来てる人が回転したら、巻き込まれてそれでドッコンと殴られる形になるんですw

コミケとかどうしてるんだろw でもリュック預けられるなら預けた方がいいと思うw

 

そして、メインの絵。

今回、メインの絵は「レディ・ジェイン・グレーの処刑」だったんですが、これを一枚借りてくるのにいったいどれくらいの輸送費や保険料、レンタル料?がかかったんだろう、と考えたのと

だけどこの一枚借りたおかげで、いったいどれだけ予想を上回る集客ができて、その収益はどれくらいになったんだろう なんて考えてまして、

 

絵はよかったですよ。絵自体も数奇な運命を辿っているところが、来た人の驚きと感動を誘ってました。

 

音声ガイドの声は吉田羊さん。お金かけてるw

 

この「怖い絵」展、9月18日で終わり、次は東京の上野に行きます。東京でどれだけいっぱい人が来てどれだけ混むか、そっちの方がなんか楽しみw

美術館の込み具合を見るサイトなんかがあるんですが

komu.artafterfive.com

兵庫県立美術館はないんですよw

東京のはあらかたあるから、これでチェックして楽しもうと思いますwww