ベルギーまでの道
占いさんはクールビューティで、あまりはしゃいだり笑ったり顔色を変えたりせず、いつも冷静沈着で顔色を変えずにとくとくと持論を話し続ける人です。
まったくキツくはなく、仕事はメチャクチャできるし、人間関係のいろんなことをよくわかっている人で、人を支え、つるむこともなく、噂話にも乗らず(他人に興味がないらしい)、努力家で、しかしネコ好きで猫への愛を熱く語り、そしてハリポタ好きでハリポタグッズに夢中だったり、子ども好きでメロメロになったり、実は情に厚く感動屋さんだったり、そしてかなりの美人なのでもうめっちゃくちゃみんなに愛されてます。すごく優秀な人ですしね~。
そんな彼女が10日間の休みを取り、ヨーロッパへ一人旅することになりました。
まあ、冗談で軽く言われてたんですよ。「一緒に行きます?」って。
嬉しいじゃないですか(*´艸`*)
凄く嬉しいけど10日間一緒っていうのは難しいですよね。行きたいところも違うし、生活リズムも違うし、いろいろね。
なので「行きましょうか?(*´ω`*)」「行っちゃいます?(*´ω`*)」なんて軽く言いあうだけで、深く話すことはなかったんです。お互い探り合い。これが4,5回繰り返されました。
そして休みが近づいてきて旅行の予定を詰めている占いさんが「1人旅だと、最後の方になったらだんだん寂しくなってくるんですよね」と言ってくるので
ああ、これ、ホントに行ってもいいんじゃないかしら
と思えてきまして、
彼女が行きたかったのはフランスや英国、ウェールズだったんですが、私別に特にそこに行きたいということはなく
でももう一か所行きたいから最後の方にベルギーに行くというので、
あれ、ベルギーならちょっと私も行きたいかも・・・
最後の方は寂しいから道連れが欲しいというようなことも言ってたし、行っちゃおうかな・・・と思いまして、
「私はいついつ行ったらいいんですか?」と、こわごわと冗談めかして聞いてみましたら、
占いさん、嫌なら「いやいや~」というだろうに、(゚∀゚)!となって「12月の頭、この日はここについて、予定は入れてないです」などと言ってくるじゃないですか、
これは、私が行ってもホントにいい感じ(*´ω`*)
でも私、仕事休んでいいのかな・・・まだ働き始めて1年たってないから、年間の様子があんまり見えない:(;゙゚''ω゚''):
休み取っていいですかと係長に聞いたらいいよとは言ってもらえてたんですけど。
そして航空券、どうしようどうしよう、ホントに買っていいのかな、ああ高くなった、どうしよう
そんなことを、出発の3,4日前までやってまして、結局航空券を買ったのは4日前、そしてホントに休みを取りますと言ったのは3日前。
もうヨーロッパに行ってる占いさんに「航空券買いましたよ」と伝えたら「ホントに!
いつですか!」と。サプライズしたかったけど、さすがにここまで黙っているわけにはいかなかった(;^ω^)
そして仕事帰りに鞄一つで飛行機に乗り、ベルギーにつきましたら
めっちゃ迷った(;´Д`)
すごい不親切なのね(;´Д`)
警官がスマホをバッチリ確認しながら堂々と間違った道を教えてくれるのね(;´Д`)正反対だったし(;´Д`)
Wi-Fiあると思ってたら全然ないから、自分がどこにいるのかとかもよくわかんないし、調べられない(;´Д`)
うわあしくじった・・・と思いながら、方向音痴ではないはずなのに、4時間くらい迷った・・・
クリスマスマーケットやってたので、迷いつつも楽しく街めぐりはしたんですが、夜遅くなってくるとやはり心細くなり(;´Д`)
まあそれはいいとして、宿につきやっとWi-Fiつなげて、占いさんに「じゃあ明日どこで会いましょうか」とやりますと「楽器博物館のカフェで」ということになりました。
これも、近くまで来たのに警備の人に全く違うこと教えられてすごく迷いました(;´Д`)
占いさんも迷ったらしく、遅れてきたそうなんですがまだ私がいないので
「これは壮大なドッキリなんじゃないか、もかラテさん、来てるよ~とかいいつつ実はここにいませんでした~とか、私そんなイミフな嫌がらせされるほど嫌われてないはずだけど」とすごく不安で疑心暗鬼にさせてしまったそうで(;^ω^)
私が現れて、ホントにいてた、ベルギーにいてた~~~~!(゚∀゚)と
テンション高くなったはずだけどクールビューティだから別にそんなそぶりも見せず、
その日はアントワープに一緒に行くことになりました。
占いさん、トイレが嫌いで、トイレに行かない人なんですって。
すごい便利、私も膀胱の伸縮幅が大きいのと、人に迷惑かけるのが嫌で、人と一緒の時にはトイレにそんなにいかない人。特に飛行機では。
以前弁護士の友達と一緒に旅行した時には、2.3時間に一回はトイレトイレというので、とても大変だったんですよね(腎臓悪いからね)。旅先でのトイレは難しい。
そんな意味でも、占いさんとの旅はとても楽ちんで。
そしてアントワープにつき、夜に備えてまずご飯を食べましょうとランチの場所を探し探し、食べ終わって教会についたら3時10分で
パトラッシュ。
ぼくは見られなかったんだよ。
土曜日には教会が3時で閉まるので、あんなにも見たかったルーベンスの2枚の絵を
僕は見られなかったんだよ。
そんなショッキングさにも占いさんは顔色を変えず、
ブリュッセルのクリスマスマーケットでフリッツと私は牡蠣、占いさんはホタテを食べ
翌日は占いさんのリクエストで「ルパンコテディアン」で朝ごはんも一緒に食べて
ブリュッセルうろうろ、小便小僧と小便少女も見、
占いさんの憧れの店でワッフルも食べて
トイレに行かない私たち2人の本領が発揮され、ここで一気にトイレに行くこととなる 笑。
そして占いさんが行きたかったムール貝の有名なお店に行き、
ベルギーでベルギービールを飲むという壮大な目的も果たして
空港までお見送りという、1泊2日のベルギーデート。一緒に泊まってないけど。
占いさん、さすがに帰り際に
「だって、この日に来る必要なかったじゃないですか(゜д゚)!わざわざ私が来るときにベルギーに来て、愛を感じました(゚Д゚)!」って、鼻の穴を大きくして言うんです。
「ええ、愛してますよ!(≧∇≦)」と言っときました(*´艸`*)
一足先に帰った占いさん、5日から出勤だったんですが
「ベルギーでもかラテさんと会いましたよ」というと
うちのシマが「ええええええええええええええ!」と大騒ぎだったとか(;^ω^)
私は翌日はルクセンブルグに一人旅し、
その翌日に、ノイハウスのアウトレットに行きまして、
そのまま帰路につきました。
そして7日に出勤した時に、占いさんに「あの後どうしてたんですか」と聞かれまして
「ルクセンブルグと、ノイハウスのアウトレットに」というと
クールな占いさんにしては珍しく「いいな~(´・ω・`)」と言われまして。
「ノイハウス、もっと買っとけばよかったと思ったんですよね(´・ω・`)」と言われたので、しめた!と思い、
「占いさん、ブリュッセルの地下鉄回数券、余ってるからって私にくれたじゃないですか。
1回2ユーロくらいなんです。6回残ってたんです。12ユーロですよね。
そしてアウトレットで、40ユーロのチョコが、3つで50ユーロになってたから、一つ16ユーロくらい、というわけで、はい!」
と、一つ上げたら、占いさん:(;゙゚''ω゚''):ってなって
ベルギー旅行はそこそこに成功したかなと(*´ω`*)
simさえつなげればね!
次はちゃんとSIM買ってから行きます!
行くかどうか、ホント数日前まで決めかねてたんで(;´▽`A``よくないですね。
ネット、大事(`・ω・´)