びちびっちゃん

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↑これはビチビチ動くあざらしさんLineスタンプです。

クリックしたら微妙に動くのがたまらなくて、気が付けば全部クリックして20分くらいたっちゃってます。

 

それはおいといて、

 

何の脈絡もなく友達の話をします。

 

 

 

私はベリーダンスをやっていました。

フィギュアを辞めた春、八坂神社でフィギュア仲間とお花見をしていたときに

ベリーダンスのストリートパフォーマーが突然現れ、ショーが始まったんです。

あれ、絶対許可とか取ってなかったと思うなぁ 笑。

 

それまで

・リンクに行かなければいけなかった、リンクでしかできなかった

・スケートシューズを履かなければいけなかった

そんな限られた条件でしかできなかったフィギュアに対し、

ベリーダンスは 裸足ででも、そしてどこででも踊れ、そして女性の魅力を表現できるダンスだと感じました。女性の体は素晴らしいんだって感じることができたんです。

当時、いろいろあって「女性」を主張することができなかった私だったんですが、でもベリーダンスを見て素直に感動できたんです。

なので、踊り終わった後バスケットを頭に載せておひねりをもらいに回ってきたダンサーの1人、のちに習うことになるYUMA先生に「すみません、このダンス、どこで習えるか教えてください!」と頼んで名刺をもらい、おひねりは渡さずに大事に名刺をしまい込みましたw

 

一度スタジオを訪れたものの、それから数年、私はちょっと身動きがとれない状態になってしまってなかなかダンスを始めることはできなかったんですが、

それでも数年後、少し元気になってベリーダンスを始めました。

言葉を発するのが難しかった当時の私にとって、言葉を話さなくても表現できコミュニケーションの取れるダンスというのはありがたく、また逃げでもありました。

 

その時はまだ今のようにベリーダンスというものが知られていないころで、ベリーダンスなんてやる人はかなり個性的な人ばかりw YUMA先生は京都の資産家の娘でバレエをばっちりやっていたもともとセミプロのダンサーだったので、そりゃうまくてきれいで当然でしたわ。ほかの先生も似たり寄ったり。

生徒も個性的。看護師、薬剤師、看護師長、公務員、〇〇火災の副社長の娘、医師、高校生(後に外大アラビア語学科に進む)、元台湾人、吉本の芸能人、芦屋マダム、パンの先生、

そして国際結婚する人の割合も多かった。トルコ人、エジプト人、インド人、アメリカ人(私)

 

レッスンの後は女ばかりのおしゃべりタイムで、同年代の独身女性ならではのくだらないお決まりの話で花が咲き、合コンなんかも数回やったり、旅行も何度も行きました。好きなものが同じだと関係も続きやすいんですね。独身女性というステータスもおなじでしたし。

その中で1人、木村佳乃似のえらい美人がいました。私と誕生日が一日違いの同じ年。合コンに行くといつも彼女が一番人気で、執着され軽くストーカーされたのも2度や3度ではなかった。美人なのにバカな話や下ネタばかり話して、「しゃべらなければいいのに残念やなw」と言われるようなキャラだったので、逆に男性からは話しやすくてモテたんでしょう。

私とはかなり仲良くしてて、一緒にベトナムに旅行に行ったり、彼女の結婚式の幹事もやりました。

私に彼氏ができたときは、お祝いに小さなプレゼントをもらいました。

「わあありがとう(*´ω`*)なにこれ?」と聞いたら

「ア・ナ・コ・ン!( ・´ー・`)」と言われ

「(*´Д`*)何それ?」と聞いたら

「穴付きコンドーム!(≧∇≦)」と、袋の上から針で穴を通したものだと説明してくれました。これで既成事実作って早く結婚しろとさ。私硬直。

こんな感じで美人なのに下品でいつもとんでもないことをやらかして笑えるので、いつも人気者でした。

 

そんな彼女と、ほかのベリーダンス仲間と数人で一緒に帰っていた時、彼女が突然話をぶった切って私たちの前に躍り出(本当にぴょんぴょん跳ねて目の前に出てきた)

「なあなあ、『火垂るの墓』で一番覚えてるセリフは何~?」といきなり聞いてきたんです。

 

なんだそりゃ(;´Д`)と戸惑いながらも、一応みんな付き合って

「『なあ、なんで蛍すぐ死んでしまうん?』ちゃうん?(´・ω・`)

「『ドロップ、ドロップ~!』かな。サクマのドロップ」←私

「『節子は、そのまま目を覚まさなかった』」

「『滋養なんてどこにあるんですか』」

などなどと答えると、

 

木村佳乃似の彼女は

「ちゃうで~~!(尼崎弁。ダウンタウンのまっちゃんはまちゃんと同じ言葉)」

(?(´・ω・`) ちゃう?)

「何が一番印象的やったん?」と聞くと

 

「あんな、『火垂るの墓』で一番のセリフはなぁ。

『うちなぁ、もうずっとお腹びちびちやねん』やで~~!

びちびち、びちびち~~~!!ヾ(*´∀`*)ノ」

 

と、大喜びでそこらへんを跳ねまわりながらびちびち、びちびち言い続けたんです。

 

みんなも軽くひいてたんですが、私、あっけにとられちゃって( ゚д゚)

 

それから、彼女のことを知らない人、例えばうちの妹や母、前の旦那や今の相方の前では、彼女のこと「びちびっちゃん」と呼んでます。

すごいインパクトだったもんで。

 

 

「うち、子どもできひんねん!そういう体やねん!」と周囲に常々言っていた彼女も、結婚して早めに体外受精で受精卵3つ戻しとかしながら娘が2人、ベリーダンス仲間の中では誰よりも早く生まれ、今はお母さん(∩´∀`)∩

 

「ビチビチ」と聞くと彼女のことを思い出すわけです(*´ω`*)