1930年代の貴族

妹が「おねいちゃん、美容室行き~」とずっと私に言ってきます。

私はオーストラリアに行ってから美容院に行っていないので。

 

アメリカに行った頃から、ほぼ自分で切っていました。たまに日本に帰って来た時、美容院に行くくらい。

でもオーストラリアに行ってから特に髪がくるくるになり、もう美容院に行ってもどうしようもないレベルになったので、行くのを辞めたんです。

だって私が「ここら辺の髪は産毛と普通の髪の中間の髪で、いくら伸ばしてもこれ以上伸びないんです」と言っても「いやそんな人見たことありません、それはドライヤーのかけすぎで途中で切れてるんですよ!(私はドライヤーをかけない)」とか、「それは枝毛ですよ!」とか、お金を払って適当なことを言われて不愉快になるのが嫌なんだもん。たまに「そういう人いますよ」と言ってくれる人もいるけど。

 

しかし、カットモデル検索アプリというのを見つけたので、無料ならまあ切ってもらおうかと思い、予約しました。今度の19日に行ってきます。

 

と、予約した翌日、中国系美人ちゃんが髪型を変えてきました。なんとなく先を越された気分でございます。

ボブで、毛先がくるんとしております。

「髪型変えたんですね」と声をかけると

 

「1930年代の貴族の髪型にしてくださいと言ったんです!(゚∀゚)」

 

みんな (゚A゜;)

 

「今、オリエンタル急行が流行ってるじゃないですか、そこに出てくる公爵夫人とか侯爵夫人とか、みんなこのくらいの長さでくるっとした髪型なんです!なんで、1930年代の貴族の髪型にしてくださいと言ったら、美容師のお兄さんに怪訝な顔をされたんですが、写真を見せて『これはできないが近いもので』ということで、こういう髪型になったんです(≧∇≦)」と、嬉しそう。

 

みんな無言で「オリエンタル急行」を検索し始めました。

 

占いさんは「美容師のお兄さんがお気の毒で(;´Д`)」と。占いさん、突っ込み能力が非常に高いんです。突っ込むときのコメントの語彙力も非常に豊富で面白い、みんなが感じた常識的なことをまさに言葉にしてくれる、だから占いさん人気があるんですな。

 

中国系美人ちゃんは皇室御用達とかそういうのが大好きなので、オリエント急行を見てすっかりかぶれてしまったよう。

 

さて、私はどんな髪型にされるやら。もともとくるくるだから、ボブにしたら中国系美人ちゃんよりも1930年代の貴族の髪型に近くなったりし~て~~~